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バッハを中心とするクラシック音楽についてどんどん書き込んでください。
お待ちしています。

目次
過去記事 <<(全1000件)>>

From juncoop To at 2005 06/11 18:09 編集 返信

今日の音楽

皆さん、こんばんわ・・関西も梅雨に入り、気分が悪いです。

発見されたアリアが秋に録音とは、おめでとうございます。ガーディナーですと? ・・・・・・。

この季節はどんよりしてますので、今日はブランデンブルクで明るく聞いてます。


●バッハ/ブランデンブルク協奏曲BWV1046〜1051

ゲルハルト・ボッセ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・バッハ管弦楽団

1981〜83年/ドイツ・シャルプラッテン

本場のライプツィヒですが、有り難がることはありません。以前70年代に来日していたころは線の太い演奏だったのですが、時代とともにあっさりした演奏になりました。チェンバロのハンネス・ケストナーとかいた頃はよかったのですが。しかしこの録音もいい演奏ではあります。フンケとかポンマーが指揮する頃になるとだんだんと古楽器の真似事のような演奏になっていきます。


●バッハ/カンタータ第5番「われはいずこにか逃れゆくべき」 BWV5

鈴木雅明指揮 バッハ・コレギウム・ジャパン管弦楽団/合唱団

BIS/2003年 神戸

最近、鈴木氏のカンタータ第80番とともに聞き込みしてるんですけど、この第5番も名曲だけにいいですよね。鈴木さんの演奏は聞くほど、だんだんよくなります。この5番の演奏も聞き込み中なのですが、かなりお勧めですね。



From mont_54 To juncoop5@goo at 2005 06/11 10:58 編集 返信

追加情報です。

作品は秋に出版され、英国のガーディナーが指揮し、演奏される計画だ。(共同)

From juncoop To juncoop5@goo at 2005 06/10 22:31 編集 返信

発見されたバッハの作品?

皆さん、こんばんわ・・。蒸し暑いですね。いやな季節梅雨の到来。

skunjpさん、montさん、発見された作品で盛り上がってますね。ヴァイマル時代のバッハのアリアですか! ぜひ聴きたいですね。ヴァイマルの作品は傑作が多く、カンタータ54番をはじめとするカンタータのアリアにはとても魅力を感じます。

ところで、skunjpさん、ラミンのカンタータのソロ歌手の出来ですか? ん・・・なんとも言いがたい・・。ソプラノやアルトは少年だけにぎこちない歌であることは、否めない。しかし天使の声であることは確か・・。

ところで、テスタメント社?から発売されている、クレンペラーの指揮したもの・・。ちょっと視聴をしたのですが、素晴らしいものを感じますね。特にミサロ短調、管弦楽組曲など、晩年のEMI版より上をいくかもしれませんよ・・。EMIのものは、かなり遅いテンポなんですが、テスタメント社のは50年から61年あたりのものが多いようで、とても凄まじい解釈!

クレンペラーのバッハは、やはり凄いですね。


From mont_54 To juncoop5@goo at 2005 06/10 20:27 編集 返信

いいんですっ!


>カンタータ全曲をつぶさに聴いた訳ではないのに・・・

skunjp さん。
それを言うなら僕の方がはるかに(比べモノにならないほど)少ないです。

でも、今まで眠っていた作品が日の目を見る。それだけでも大ブラボー!
ファンの気質なんてこんなもの。こうなったら、後入れ先出し方式だー!
(↑こういうイイ加減な自分が、とっても好きなのです↑)

それに若い頃の作品ってとこにちょっと惹かれマス(^。^p

From Skunjp To at 2005 06/10 10:24 編集 返信

新曲

montさん、情報ありがとうござんす!

・・・・僕も調べてみました。

> バッハの自筆アリアを発見 独ワイマールの図書館で(共同通信社)よりH17.06.09紹介 

【ベルリン8日共同】ドイツ・ライプチヒのバッハ公文書館は8日、今まで知られていなか
ったヨハン・セバスチャン・バッハ(1685−1750年)の自筆楽譜が見つかったことを
明らかにした。

 発見されたのはバッハが宮廷オルガン奏者として働いていたザクセン・ワイマール公国の
ウィルヘルム・エルンスト大公の52歳の誕生日のプレゼントとして書かれた1713年の
作品で、弦楽器の伴奏によるアリア。

 昨年9月に火事に見舞われた、ワイマールのアンナ・アマリア図書館の保管文書分類作業
の過程で見つかった。公文書館のクレメン調査員は「存在さえ知られていなかった画期的
発見だ。さらに夢のような発見がありそうだ」と語った。



・・・以上、某サイトより抜粋。

アンナ・アマリア図書館ですか。う〜ん、アリア1曲とは言わず、カンタータまるごと
2、3曲出てこないですかねー。

・・・もしそうなったら、ホント「夢のような発見」だわ。

まあ、現存するカンタータ全曲をつぶさに聴いた訳ではないのに、こんなこと言うのは
矛盾かもしれませんが・・・(^^;;


From mont_54 To juncoop5@goo at 2005 06/10 05:25 編集 返信

70年ぶりバッハの新曲発見!

新曲といっても1713年の作で、エルンスト大公の誕生日に
書かれた作品だそうです。
新聞によると「ヨハン・アントン・ミュリウスの詩に曲をつけ、
ソプラノと弦楽器で組み立てられている。楽譜はすべて手書きで、
ほぼ完全な形だった」そうです。
さらに「丁寧に書かれ、曲の質も高い楽譜」だそうで「音楽史上
素晴らしい発見」←そりゃそうでしょう(W

うれしいですね。昨夜は興奮してちょっと寝付けなかった。
バッハは消失譜が多いから、今後も発見が続くといいのに・・・・

From Skunjp To at 2005 06/09 22:06 編集 返信

ラミンとジュリーニ

■ラミンのカンタータシリーズですが、声楽ソリストの出来はどうですか?

■ジュリーニのロ短調ミサは以前から気になっていました。某サイトで下記の書き込み
 があるのを読んだからです。これは「買い」でしょうね。


>これは美しい。至高の美といってもいいかもしれない。
 ジュリーニの代表盤であると同時に、バッハの代表盤でもあり、すなわちクラシック音楽の代表盤でもある。

 私はあまり声楽曲を聴かない。理由は言葉がわからないからである。いまさら苦労して意味を知ろうとも思わない。そんな苦痛に耐えながら音楽を聴いたってちっともおもしろくない。そんなことをしなくても素晴らしい感動を与えてくれる音楽はほかにいくらでもある。

 だが、このロ短調ミサは、そんなハンディ(言葉の意味のこと)を乗り越えて感動を与えてくれる。カーステレオ(古い?)で聴いていても、運転中に涙が出てきて困るほどだ。
 声楽部が音響としても美しく聴こえる。
 
 演奏は晩年?の特徴が如実に現れ、超スローペース。響きはリッチで包み込まれるようである。
 おそらく古楽派の、やせこけて貧弱でせかせかしたテンポの音作りを好む向きには、身悶えしてしまい聴き続けることは不可能であろう。
 しかしながら、グロリアのGratias agimus tibi(われらは汝に感謝を捧げる)、終曲のDona nobis pacem(われらに平安を与えたまえ)では、永遠にこの響きの中に浸っていられるのではないか、いやできることならそうしていたい、極端に言えばこのまま死んでしまってもいい・・・、そこまで思わせるような天上から降ってきたような音響(楽)美が堪能できるのである。
 ジュリーニはまた、セラフィムでもあったのだ。
http://www.sun-inet.or.jp/~tchujoh/h_Moll_mass.htm

From juncoop To juncoop5@goo at 2005 06/08 21:11 編集 返信

ラミンのカンタータ第179番と第137番

皆さん、こんばんは・・・。今日は、ラミンのカンタータを聴いてます。

●バッハ/カンタータ第179番「心せよ、汝の敬神偽りならざるや(Siehe zu dass deine Gottesfurcht nicht Heuchelei sei)」BWV.179(1723)[STBschoOrch][6曲]

●バッハ/カンタータ第137番「力強き栄光の王なる主を讃えよ(Lobe den Herren den machtigen Konig der Ehren*)」BWV.137(1725?/1744/49再演)[SATBschoOrch][5曲]

ギュンター・ラミン指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団/聖トマス教会合唱団

カンタータ第179番で感動するのは、第5曲ソプラノ・アリアですね。とても苦悩が伝わる音楽。第6曲のコラールと共に感動しました。それから第137番の力強い音楽、ラミンの指揮はとても深い演奏で聞き手に迫るものがありますね。録音は古いが、さすがラミンの演奏・・素晴らしいです。


From juncoop To juncoop5@goo at 2005 06/08 20:42 編集 返信

期待される、ジュリーニのロ短調ミサ曲

HMVによる再発CDの予告

バッハ:ミサ曲ロ短調(2CD)
1994年デジタル録音(ライヴ)。冒頭から音楽の豊かな流れに圧倒されるきわめて美しい演奏で、モダン楽器演奏ならではの充実した質感・量感が、バッハの音楽の大きさをことさらに際立たせてくれるかのようです。それにしてもここでの深みあるカンタービレの美しさといったら...

・J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232
 ルート・ツィーザク(S)
 ロバータ・アレクザンダー(S)
 ヤルト・ヴァン・ネス(A)
 キース・ルイス(T)
 デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(Br)
 バイエルン放送交響楽団&合唱団
 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
 録音:1994年(デジタル)

6月22日発売 ¥1995




From Skunjp To juncoop5@goo at 2005 06/07 22:18 編集 返信

さらにすぐれた故郷

>これはまた、もしかしてラミンの再出を買う羽目になるかもしれま
 せん。ちょっと「罪な」情報だったかもしれませんね。

あ、かえってこちらが揺れたりして・・・(^^;)


junさん、カンタータ80番、買われましたか。
マウエルスベルガーと比較すると苦しいかも・・・。あれは別格ですから。

それはともかく、鈴木さんのキャスティングで唯一物足りないのは独唱です。
特にカウンターテナーの人選はいただけない。

ブレイズ君は良かったのですが、24巻だっけ、を聴いて、はっきりと声の衰え
を感じました。低い方で変に雑音が入って不安定でした・・・残念。

最近、鈴木さんのカンタータシリーズはカウンターテナーの人選が一定して
いませんが、ブレイズ君がダメとなるとこの先、不安ですね。

ショルを呼ぶとか、いっそのこと女性にすれば良いのに・・・
下手なカウンターテナーは絶対反対。


さて、このところ僕はリリングを毎日聴いています。
今朝は95番を聴きましたが、とても平安でゆったりしたテンポに感じ入りま
した。どこか159番と同じ性質のものを感じました。

歌詞を見ると、この世に対する決別という意味では共通だったのですね。


・・・それにしても、とかくこの世は生きづらいです。

聖書にこんな箇所があります。

ヘブル書 11:36
あざけられ、むちで打たれ、さらに鎖につながれ、牢に入れられるめに会い、
また、石で打たれ、試みを受け、のこぎりで引かれ、剣で切り殺され、羊や
やぎの皮を着て歩き回り、乏しくなり、悩まされ、苦しめられ、
 
――この世は彼らにふさわしい所ではありませんでした。

11:15 もし、出て来た故郷のことを思っていたのであれば、帰る機会はあった
でしょう。 しかし、事実、彼らは、さらにすぐれた故郷、すなわち天の故郷に
あこがれていたのです。それゆえ、神は彼らの神と呼ばれることを恥となさい
ませんでした。事実、神は彼らのために都を用意しておられました。


・・・僕自身は、この世は「仮の世」だと思いっいます。
  むしろ天国で本当の素晴らしい生活が待っているのだと。
  この世はそのための準備期間だと思っています。

From juncoop To at 2005 06/07 21:22 編集 返信

鈴木雅明のカンタータ第80番

皆さん、こんばんは。梅雨前にとても暑くなってきましたね、しかし夕方は涼しいのが救われる。

skunjpさん ラミンのバッハ集がリマスタリングかどうかは、わかりません。しかし音的に、以前出ていた、エーデルのラミンのCDとほとんど音はかわりませんけどね・・。ドイツ語で書かれた輸入版なのでチンプンカンプンですね。


【今日の音楽】

●バッハ/カンタータ第80番「われらが神は堅き砦(Ein feste Burg ist unser Gott)」BWV.80(1724?/1727〜31改作)

鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン管弦楽団/合唱団

(S)スザンヌ・リディーン(CT)パスカル・ベルタン(T)ゲルト・テュルク(B)ペーター・コーイ

BIS/2003年 神戸

ところで、やっと鈴木雅明のカンタータ第80番を手に入れましたので聞いているところです。バッハの原典版使用なので、あっさりした感じになっておりますね。テンポも速めになってます。通奏低音はオルガンとチェンバロを両方使用。感じとしてはアーノンクールに似ているのではないかと思います。しかし第2曲デュエットはあまりにも優雅さに欠けるのは確か、弦の伴奏もアーノンクール的ですし、マウエルスベルガーには程遠いものとなっていますね。冒頭のモテット風合唱はいいと思いました。アリアなどソリストの歌唱はなかなかいいですね。第4曲アルト・アリアはカウンターテナーらしいが、少し弱弱しい。第5曲コラール合唱のオケは力強いというより、せわしなくテンポも速すぎるという感じ。しかし合唱は素晴らしいですね。第6曲デュエット、この牧歌的な音楽は古楽器による演奏がとても効果を発揮する音楽です。歌唱とともに素晴らしい出来でした。最後のコラールは、美しくあっさりと歌われていて、好感を持ちました。まあ全体的に聞いてみて、最近の古楽器による演奏ではいいのではないかと思いました。しかしエルハルト・マウエルスベルガーの演奏を超えているとは言いがたい。順位としては、@マウエルスベルガーAリリング1回目B鈴木雅明といった感じで、なかなかよい演奏だと思います。アーノンクールやルーシンクをはるかに上回る出来ですし、冒頭合唱の訴えの強さは素晴らしいと思います。

反論受付中 =33

From 葛の葉 To juncoop5@goo at 2005 06/07 00:26 編集 返信

リマスタリング

ラミンのバッハカンタータはみんな持ってるからいいやと思っていたのですが、
そう言えば「リマスタリング」ということがありましたね。
私の持っているのは昔ながらのBerlin Classicsレーベルで、その後出たEDELレーベルのは、確かに20bitなんたらと書いてありました。
これはまた、もしかしてラミンの再出を買う羽目になるかもしれません。
ちょっと「罪な」情報だったかもしれませんね。

From アマデオ( Mail ) To juncoop5@goo at 2005 06/06 22:20 編集 返信

最近読む本

 ジュンさん、皆さんこんばんは。

 最近仕事の上で辛いことが多く、遠藤周作氏の「死海のほとり」、「イエスの生涯」、「キリストの誕生」を立て続けに読み返しております。これら名著は、一貫して、「愛の人イエス」、「同伴者イエス」というイメージを我々に提供してくれます。まるで美しい宗教曲を聴くような感じで通勤の行き帰りに読みふけっております。遠藤氏の示すイエスのイメージは僕には理解しやすく、身近なものです。

 宗教曲でよく聴くものといえば、バッハのカンタータ、受難曲などの他は、モーツアルトのミサ曲、宗教曲小品です。特に、レクイエムは心を打ちます。何度も何度も聴いてしまいます。バッハなら、昨日もマタイを聴きました。昨日は、マクリーシュのマタイを聴きました。「誠この人は神の子であった」の合唱が心に染みました。人生色々ですね。

From juncoop To at 2005 06/06 22:11 編集 返信

感動する宗教作品・・・

皆さん、こんばんは。なんとか静かに時を過ごしてます。
私は、最近ストレスかなにかわかりませんが、帰宅して食後によく蕁麻疹が出ることがあります。よくわかりません。旧約聖書にヨブ記があるのですが、サタンがヨブを試したことを思い出しながら数時間、かゆみが引くのを耐えています。アーメン・・。

私が、最近感動した宗教音楽をご紹介しておきます。

●フランク/パニス・アンジェリクス(天使の糧)

とても美しい合唱曲で、アヴェ・ヴェルムコルプスにも匹敵する。

●ベルリオーズ/「キリストの幼時」より羊飼いの聖家族への別れ

●モーツアルト/ラウダーテ・ドミヌム

やはりモーツアルトだけに神の声が聞かれる。とても美しい曲、アヴェ・ヴェルムコルプスやラシーヌ雅歌に次ぐ美しい曲です。


私は・・これからも数多くの試練に合うでしょうが、ひたすら祈りたいと思います。神様がいずれは光をお与えくださるのに違いないと信じて・・。神様はきっと一つの光を私に下さって、永遠の喜びの命にまで、私を照らして下さるに違いない。


From Skunjp To juncoop5@goo at 2005 06/05 22:59 編集 返信

edelのこと

ラミンをお聴きとはディープですねー。
僕もいつか挑戦します。
とりあえずヨハネを持っているので聴いてみましょう。

ラミンのCDはedelからリマスタリングで出ている物でしょうか?

edelは僕も世話になっています。
何と言っても値段が安い。そしてさらに素晴らしいのは音が良いと言うことです。

僕も最近、ズスケのモーツアルトVNソナタ全集5枚組を2000円で買いましたが、
演奏はもちろんのこと昔の同CDに比べて音が鮮烈で言うこと無し。
リマスタリングの勝利です。

ズスケと言えば、junさんもベートーヴェンのSQを挙げておられましたが、あれは最高です。
表情の潔さといい、完璧なハーモニーといい、演奏の精神的な気高さといい、まさに僕にとって
最善最美のベートーヴェンです。

ズスケの演奏の特徴は「ヴァイオリン的でない」ということだと思います。
ヴァイオリン的ではないというのはどういうことかというと、一般にヴァイオリン的な美感
として好まれる蠱惑的な歌いまわしには、どこかユダヤ的、あるいはジプシーヴァイオリン的な
いかにも「ヴァイオリン風のクセ」、があるのではないでしょうか。
それは主にアウアー派から全世界に波及して、世界のヴァイオリン界を征服してしまった奏法です。
(独断と偏見?(^^;)

しかるにズスケのヴァイオリンはヴァイオリンらしい蠱惑的な、悪く言えばベトーッとした、まあ、
パールマンやズッカーマン風の魅惑からは遠い。つまり今日的なヴァイオリン演奏の主流からは
外れている演奏の流儀なのです。

ですから表情がスキーッと澄み渡り、ねちっこくない。そこが好きです。どこかバロック奏法
にも通じるものがあります。

ズスケの真骨頂はバッハです。あの無伴奏は、練りに練られた構築性が、情念におもねらない理知的で
すっきりした音によって紡がれた、独特の名演です。
まあ、いわばヴァイオリンの蠱惑的な魔性に依存していないんですね。

ただ、そこが一般の評価では「物足りない」とされるところで、非常に残念です・・・


※今日はヨッフム/ドレスデンSOのブルックナーNo5、6の2枚組を600円でget。ズスケ他の
「鱒」を400円。ケンプのブラームス、ピアノ小品集Op116、118を600でget。・・・大満足!




From juncoop To at 2005 06/04 21:19 編集 返信

今日の音楽

皆さん、こんばんは、お休みはいかがですか? いよいよ梅雨に入りつつあるみたいですね。

今日は、ヨメと一緒に、滋賀県の永源寺や、近江八幡あたりの散策に行きました。金剛輪寺は国宝級でなかなかいい仏像がありましたね。帰りは少し はりこんで近江牛を食べに行きました。

さて、今日もラミンのバッハをはじめとして、いろいろと明日にかけて聞き込むつもりです。

montさん、グールドも熱情を嫌ってましたか?グールドとは趣味が合いそうです。


【今日の音楽】

●バッハ/カンタータ第41番「イエスよ、今ぞ讃えられん(Jesu nun sei gepreiset)」BWV.41(1725)[SATBschoOrch][6曲]

●バッハ/カンタータ第12番「泣き、嘆き、憂い、怯え(Weinen Klagen Sorgen Zagen)」BWV.12(1714/1724再演)[ATBschoOrch][7曲]

ギュンター・ラミン指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団/ライプツィヒ聖トマス教会合唱団

edel/ベルリンクラシックス

カンタータ第41番は冒頭合唱からとても華やかな音楽、トランペット3とティンパニを含むオーケストラによるもの。ラミンの演奏はとても熱気が伝わる激しさがありますね。第2曲の田園的なアリアなどは、のんびりと演奏されてます。ソプラノが少年であるのが、なんとも清楚な感じがありますね。
カンタータ第12番は、やはり名曲だけに深いものを感じます。最初のシンフォニアの嘆きの曲は、深く心の奥底に伝わります。第2曲の合唱はクレドの元曲でもありますが、ミサの十字架につけられのラメントシャコンヌの素晴らしさは何度聞いても感銘を受けます。特にラミンの演奏の深く重厚悲痛な表現は素晴らしいです。これこそ恐るべき表現と言いたくなりますね。第3曲のレシタティーヴォとアリアのオーボェを伴う嘆きの音楽の空しさ・・・なんとも言えませんね。



From mont_54 To juncoop5@goo at 2005 06/04 15:25 編集 返信

良し悪し

ポリーニのテンペストは、私も気に入っております。
とかく「サイボーグのような演奏」と評される彼のピアノですが、
(ハンマー・クラヴィーアなどを聴くと、確かにそう感じます)
ことテンペストに関しては、オーガニック(有機質)な演奏です。

蛇足ですが、熱情はグールドも嫌っていましたね。

From juncoop To at 2005 06/03 21:16 編集 返信

ベスト・クラシックス100

皆さん、こんばんは・・。ベストクラシックス100を聞いております。大体知っている曲が多いのですが、EMIの演奏家の演奏だけに質が高いですね。しかも選曲がいいかも。これはベストセラーになるのは解る気がしますね。

これからクラシックを聞いていこうと思う人には、とても参考になりますね。

ラミンの演奏ですが、昨日ヨハネを少し聞いたのですが、いいですね。リヒターのような緊張感は求められないものの、いい演奏だと思います。通奏低音はチェンバロを使用してますのでなかなか鋭さもあります。

一方、ポリーニのピアノによるテンペスト、いいですよね。17番のピアノソナタはあまり聞いてないのですが、ポリーニの演奏がいいのでこれからよく聞いてみようと思いました。ところがワルトシュタインはどうも好きになれませんね。どんな演奏であっても、あのソナタは曲自体が好きになれません。私の好みと言えば、月光や悲愴がやはり大好きですが、熱情は嫌いとなっています。

From 葛の葉 To juncoop5@goo at 2005 06/03 16:44 編集 返信

「恐るべき」は言い得て妙

現代の軽い演奏を聞き慣れた耳には、リヒタースタイルにも抵抗があるようですが、同様にリヒタースタイルになれた人もラミンには抵抗があるのではないかと思います。
それぐらいスタイルの違いを感じます。
また、もちろん戦争が終わって間もない頃の演奏で、条件的にも整っていない点があるのでしょう。
そういう諸々の条件を克服しても聞く価値のある演奏だとは思いますが、かなり努力を要するのも確かです。
ただ、最近の無国籍的ドイツ語と比べると、ラミンの演奏に聞けるドイツ語は、これぞ正真正銘のドイツ語と言う感じがします。
ドイツ語を知っているわけではありませんが、少なくともバッハの時代に一歩は近いはずです。
そういう点も含めて貴重な録音ですので、かなり安価で再発されたのはありがたいことですね。
(私はその2倍以上は出しましたが)

From juncoop To at 2005 06/02 21:52 編集 返信

ラミンの恐るべき演奏 その1

さて、ギュンター・ラミンのバッハ/カンタータの録音は主に、40年代〜50年代となっているのですが、彼の弟子には、カール・リヒターやヘルムート・ヴァルヒャという偉大なバッハ演奏家がいたことは、あまりにも有名な話ですね。
ラミンの後継者として、トマスカントルの要請を受けたリヒターは、「ラミンの後では、誰もトマスカントルは務まらない」と言って、拒絶したという話も伝わっております。

そのラミンによるカンタータなのですが、フリッツ・レーマンと並ぶ、モノラル時代のカンタータの演奏として、深い感銘を受けます。緊張感と感動・・それはリヒターやクルト・トーマスの演奏に通じるものがありますね。いや、彼らよりも感動するかもしれません。

カンタータ第117番を聞きますと、その冒頭合唱のいかに今の録音とかけ離れたものであることを聞き手は思い知らされます。すなわち、レガートで、線が太い、大編成で、楽器をよく歌わせており、それはとてもロマン的な表現。とある人は、バッハはバロックの作曲家でありながら、とてもロマン的な作曲家だと言っておりますが、私もそうだと思ってます。

私自身聞く音楽は、バッハとロマン派を好んで聞くのですが、共通点は全くないと思われるのに、なぜか私の好みに合います。それはやはりバッハがロマン派の作曲家だからなのではないでしょうか?

そういうバッハだからこそ、ロマン的な演奏によって聞く事が、私の好みなのかもしれませんね。聞き手にとってバッハの音楽をそれぞれ感じ方は違いますが、私はバッハをロマン派として意識しているのかもしれません。
そのためかクレンペラーやカラヤン、ヨッフム、マゼール、シェルヘンが指揮したバッハでも受け入れる事が出来ます。

ラミンのカンタータ第117番の第7曲アルト・アリアなど聴きますと、フルートを伴う美しいアリアなのですが、その表現はとても深く、重いです。現在の演奏ではとても考えられない表現ですね。しかしこのアリアの表現はとても感銘を受けます。ゆっくりと荘厳なテンポで歌い上げますね。


From juncoop To juncoop5@goo at 2005 06/02 20:13 編集 返信

今日の音楽

皆さん、こんばんわ・・。最近は、仕事の上でとても精神的に参っておりますが、なんとかやってます。日頃のウップン晴らしに久々にCDを発作のように手に入れました。

●ギュンター・ラミンのバッハ集 12枚組 6000円 edel/ベルリンクラシックス

ヨハネ受難曲、オルガン作品、カンタータBWV36,57,65,41,73,111,72,144,92,67,42,103,12,128,43,117,177,24,179,137,138,51,95,79,131,106,119

ラミンのカンタータは以前手に入れたいと思っていたのですが、安価で手に入り、嬉しい限りですね。


●ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第17番テンペスト、第21番、第25番、第26番

ポリーニ(P) 1988/グラモフォン

ベートーベンのソナタと言えば、ポリーニかギレリスが欲しいと思ってました。ゆっくり聞いてみます。


●ベスト・クラシックス100

EMIのアーティストによる演奏を集めていて、なぜかベストセラーになっている6枚組のクラシック入門CD。しかしベストセラーとなるとやはり手に入れてみたくなる。3000円でした。

さて、心に傷があるのでゆっくりと癒されたいと思います。

感想はのちほど。


From skunjp To juncoop5@goo at 2005 06/01 00:05 編集 返信

バッハとかみさんと、どちらが大事?

>来月から新しい仕事も決まったので、田舎の婆さん(母)の
 ご機嫌伺いを兼ねて、5日ほど札幌に行ってきました。

それは本当におめでとうございます!!! d(^_^o)
奥様ともどもホッとされまたでしょう。

このご時世、再就職は至難か?とちょっと心配しとったんですが・・・
さすがmontさんでございます。

願わくば新しい職場で大いに飛躍されますよう。
そしてまた、前のお仕事と違って、音楽を聴ける余裕が多く与えられますよう、
お祈りいたします。

そしてまた、ご母堂もお元気そうで(裏拍子ねー(^^;)慶賀の至りであります。
うちは両親とも病気がちなので、親の健康というものはつくづく有り難かっ
たんだと、今は思えます。


相変わらずマタイに貪欲な聴取欲がおありのようで・・・
ルーシンクですか、ブリリアントのカンタータ全集を作った人ですね。
カンタータではやや急ごしらえの感がありましたが、マタイはじっくりやれた
のでしょうね。

受難曲と言えば僕は最近フェルトフォーヘンを聴いて、最初はピンと来ませんで
したが、今は良さが理解できるようになりました。

各パートひとりゆえの合唱の機動力と透明感がとても良いんです。


>ただ一つ確実に解っていることは、それ(バッハの音楽)が
自分にとって、とことん生理的な欲求である。ということです。

・・・ウンウン同感。

僕らにとってバッハを聴くことは「空気を吸うこと」つまり呼吸ですよね。

これがないと精神が死んでしまう。

だから、「かみさんと空気とどっちが大事やねん!?」ときかれたら、
「そらどっちも大事やがな」、と言わざるを得ないですワ。(^^;)


From mont_54 To juncoop5@goo at 2005 05/30 14:42 編集 返信

私にとってのバッハとは・・・

skun さん、jun さん、そして皆さん、お久しぶりでシュ。

さて、
来月から新しい仕事も決まったので、田舎の婆さん(母)の
ご機嫌伺いを兼ねて、5日ほど札幌に行ってきました。

向こうで退屈するのも何だし・・・という訳でCDを数枚持参。
〜にしても、生田流筝曲の大師範の家でマタイを大音量で聴く。
というのも、何やら妙な光景ではありましたナ。(w

「何?このヴァイオリン。裏拍子とってるんじゃないの?」
などと、相も変わらず吼え立てられましテン。 (;^^A


しかし、自分(私)にとってのバッハって、一体何だろう?
まともに考えたことも無いです。

ただ一つ確実に解っていることは、それ(バッハの音楽)が
自分にとって、とことん生理的な欲求である。ということです。


そうそう。マタイでまたもや凄いのが出ましたね。
ピーター・ヤン・ルーシンク指揮
ネーテルランド・バッハ・オーケストラ
BY アムステルダム・クラシックス

何でも世界最速のマタイだそうで・・・ホントかい?
CD2枚組み(75:56 + 77:43)約2時間34分。確かに速い

しかし、聴いてびっくり、拙速な感じはまったくしない。
音作りが丁寧だし、古楽リズムも迫力満点。
これで\2000でお釣りがくる(生きてて良かった〜)

ただ、惜しむらくは、アルトがカウンター・テナーなんですよ。
お好きな人には、全く問題なしでしょうが、
mont_54 的には画竜点睛を欠くというもの(少しトホホ・・・)



From juncoop To at 2005 05/29 18:53 編集 返信

今日の音楽



皆さん、こんばんは、お休みはいかがお過ごしですか?とてもいい天気ですが、昨日は、イカダの黒鯛釣りにいきましたので、今日は、ゆっくりと家庭菜園の世話などしてます。まあまだ海は春なので水温も低いようで、あまり魚が活性しているとはいえませんね。撒き餌のダンゴを落しますと、コノシロという魚が集団で寄りますので困ったものでした、コノシロはニシンのような魚ですが、骨が多い魚であまり釣ることはしません。肝心な黒鯛の当りはまったくなく、知人がヒラメの小型を置き竿で釣っておりました。まあのんびりと釣りをしたり弁当を食べたり、寝たりと、イカダの上はゆりかごのように揺れますので、ゆっくり出来ました。

今日は畑仕事などしながら、バッハのカンタータBWV8,51,130をヴェルナーで、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲をアルバンベルク四重奏団で聴きました。

釣り人は心に傷があるから、釣りに出かけるらしいのですが、果たして、私もいろいろと心に傷があるようですが、その傷が何であるかとは、ちょっと察しがつきますね。人生やってるといろいろとありますし・・。

ネットのとあるチャットで、

ハイドン/ディヴェルティメント全12曲(世界初録音)

エミール・クライン指揮ハンブルグ・ソロイスツ

を聞いたのですが、とてもいい曲でした。


From Skunjp To juncoop5@goo at 2005 05/28 12:57 編集 返信

あなたにとってバッハとは?

junさん、お仕事大変そうですね。

どのような心理状態をも受け止めてくれるのがバッハだと思います。

疲れて固まったような心がバッハを聴くと「ホッ!」とほぐれる。

魂が「一息つく」と言いましょうか。

胸の底、奥深くのところで、何かが癒されるのでしょうね。

それは神様の領域の話だと思います。

そして、それは詰まるところ誰にもわからない変化です。

たとえ妻であっても・・・



・・・だから、すべてを失ってもバッハがあれば生きて行ける。

その逆はかなり辛いかな・・・

From juncoop To at 2005 05/27 21:12 編集 返信

明日は

釣りに出かけます・・・。



釣り人は心に傷があるから、釣りに出かける。

だが、その傷が何であるかを彼は知らない。     開高 健



「釣人物語 緑の水平線」   林 房雄 著

「釣り人は心に傷があるから釣りに行く。しかし、彼はまだそれを知らないでいる」。著者は、釣り人の心象風景を釣り人の日常を通して描いていく。


juncoopは、心に傷があるから、バッハを聞く。

しかし、彼の妻はまだそれを知らないでいる。      juncoop


From Skunjp To juncoop5@goo at 2005 05/25 21:51 編集 返信

クレンペラーのバッハ

最近は、クレンペラーのバッハをよく聴いています。

 今朝は、ロ短調ミサから合唱曲だけのCDを聴きました。(テスタメント)
 これってEMI盤とは別音源でしょうか?

 しっかし、何という巨大な悲しみの音楽でしょうか。
 すごい大スケールの音楽がゆっくりと動いていくのです。

 大スケールの演奏という意味では晩年のリヒターに共通しますが、全く
 違うのはクレンペラーの演奏はホットじゃない、ということです。

 冷徹なまでのリアリズムはマーラーにぴったりでしたが、バッハだと好悪が
 わかれるでしょうね。

 ・・・でも、非常に魅力的です。

 管弦楽組曲など、典雅さが加わってとても良いと思います。 

From Skunjp To juncoop5@goo at 2005 05/25 21:49 編集 返信

ペンションバッハのサイト

>ペンション・バッハのHPとかあるのでしたら、ぜひご紹介くださいね。
 千葉県なら、ちょっと行けないですね。

junさん、葛の葉さんHPの掲示板の上にバナーがあります。
http://www.p-bach.com/

以下、サイトからの抜粋です。

-----------------------------------------------------
夏休みの海水浴、予約受け付けています。
空から降りそそぐ光のシャワー、真っ青な海が
・・・そんな心地よい旅をペンションバッハでどうぞ・・・。

☆美味し〜いをいっぱい食べましょう♪
 今が旬の食材で、心と身体に優しいお料理です。
 ごゆっくり召し上がって下さい。


館内はアンティークな品々で落ち着いた雰囲気を演出、またオーナーが作る
新鮮な魚、有機栽培の野菜、ハーブなどをひと工夫した 噂のバッハ料理 が
好評です。
--------------バッハ全曲リクエストお受けしています-------------

〒294-0308 千葉県館山市坂田832 Tel: 0470-29-1461
-------------------------------------------------------

・・・わたしゃ別に、ペンションバッハのまわしモンじゃないですが・・・(^^;)

でも、最後の、バッハ全曲リクエストをお受けしています、が良いじゃない
ですか。

う〜んとマイナーな曲をリクエストしてやろう・・・なんちゃって。


From juncoop To juncoop5@goo at 2005 05/25 17:04 編集 返信

今日の音楽

皆さん、こんにちは。いいお天気ですね。まだまだしのぎやすい。
ペンション・バッハですか、一体どこにあるんですかね?
しかもお泊り出来るのでしょうけど、音楽は当然バッハが流れているのでしょうね。生演奏とかも聴けるのですかね?

ペンション・バッハのHPとかあるのでしたら、ぜひご紹介くださいね。千葉県なら、ちょっと行けないですね。



From Skunjp To juncoop5@goo at 2005 05/24 11:48 編集 返信

ペンションバッハでオフ会

>何だか良さそうなところですね。
>私も一度行きたいと思っているのですが、
>大阪からはかなり遠いです。
>でも一度行きたいです。

夏の海水浴で宿をどうするかが頭痛のタネでした。
有名どころだと高そうでうるさそうだし・・・
マイナーだとみじめだろうし・・・

でも、葛の葉さんのおかげで良さそうな場所が見つかりました。
「ペンションバッハ」・・・まず名前が良いではないですか(^^;;
僕は8月1日に一泊します。
葛の葉さんはじめ皆さんもいかが?オフ会できるかも(^^)


  ・・・(やはり千葉は遠いでしょうかね)


DVDで盛り上がっていますが、歌詞が出るオペラは良いでしょうね。それとバレーも・・・
でもタイトル数が少ないですか・・・
日本もまだまだというか、文化国家という割りには・・・
結局、表面的なとこだけなんでしょう。